「リウマチ手記」 河西孝子 35歳

 

 

私が慢性関節炎リウマチと診断されたのは、96年の12月頃です。当時結婚生活を送っていましたが、夫の家族等の問題もあり、ストレスがかなりたまっていて、体もかなり疲労していた時期でした。

仕事でパソコンを打っている時に、急に指が動かない程痛くなり、朝起きる度にひどくなっていくようでした。そのこわばりは、膝、肘と、一気に広がっていく感じでした。最初は整形外科等で、抗リウマチ剤で痛みを抑える治療が続き、何とか生活に支障がない程度に動ける生活が、何年も続いていました。少しづつ痛みが抑えられてきたようでした。びわの葉を煎じたり、とにかく効きそうなことは何でもしました。その後、やはり結婚生活はうまくいかず、結局、離婚ということになりました。

97年になってから、時々腫れる手首に注射を打ったり、膝の水を抜いたりして、少し楽になっていくような感じがありました。しかし、2年程続けていて気が付いたのは、少し良くなってもまた痛みが戻る、という繰り返しです。CRPRFも、軽度に安定はしているようでも、やはり良くなったり悪くなったりが、繰り返されるのです。注射を打っても、2週間経つと、また腫れる。治療の限界を感じました。日常生活に支障がないといっても、やはり痛みは続いていたのです。

そんな時、「本来、人間に治らない病気ってほんとにあるのか?」なんて夢のような考えが浮かんできて、自分の病気のこと、今までの自分の検査結果、それからインターネットで絶対治したいと、必死に調べつくしました。それで行き着いたのが、松本病院のホームページに書かれていた松本先生の文書でした。

とても説得力のある内容で、「ほんとに、この先生なら治せるのでは?」と思って、病院へ行ったのは、2000年の11月頃です。最初の3ケ月。漢方薬をかかさず飲み、お灸も自分でやり、鍼も出来る限り続けました。アトピーも出ました。顔などにはあまり激しくは出ませんでしたが、体中が毎日痒かったです。

半年経った頃くらいから、手首の腫れも出なくなり、膝も走れるくらいに良くなり、もうリバウンドの恐怖からは、解放されました。鍼など少しさぼってしまってますが、漢方薬は、出来る限り続けています。

実は、先生があまりに元気で、診察してもらうのが怖いのと、家が遠く、一人暮らしなため、なかなか病院へ行ってません。(済みません。)でも今でも、「あの時、松本先生の治療を始めてよかった。」と、心から感じています。そして怖いけど、いつも「絶対治してあげるからね。」という一言は、ほんとに患者としては嬉しいです。この場を借りて、お礼を言わせて頂きます。

この漢方薬の治療は、リウマチという存在が、私の中から消えてなくなってしまったと感じるくらいまで、お付き合いしていきたいと思っています。

今また、新しい将来の計画中です。近いうちに、また新しい結婚生活が送れそうです。この病気に教えてもらったことは、決してマイナスに考えず、プラスにして行きたいと思います。